長崎県東彼杵町地域おこし協力隊募集（そのぎ茶栽培）

皆さん、「そのぎ茶」というお茶をご存知でしょうか？
そのぎ茶の「そのぎ」は、長崎県東彼杵町（ひがしそのぎ）という地名から取られています。
東彼杵町は、知る人ぞ知るお茶の一大産地で、大村湾を一望する東彼杵の台地には、約400ヘクタールの茶畑が広がり、長崎県内のお茶の生産量の60％を占めています。そのぎ茶は、有機栽培による土づくりや各茶農家による入念な管理によって深みのあるふくよかな味と香りが醸し出され、銘茶として各方面から高い評価を得ています。
近年はグリーンティーリズムという欧州のツアーと提携したお茶農家の農家民泊も行われており、こちらも京都・富士山に並ぶ高評価を得ています。

今回、そんな「そのぎ茶」の新たな担い手の確保を図るため、地域おこし協力隊の制度を活用し、お茶農家として独立就農を目指される方や東彼杵町のお茶の生産法人で長くご活躍いただける方を幅広く募集いたします。
３年間の地域おこし協力隊の任期中は、東彼杵町で「そのぎ茶」と「そのぎ抹茶」を生産販売をしている法人「株式会社 FORTHEES（フォーティーズ）」に雇用され、安定した収入を得ながらお茶栽培に必要な技術や知識、経営ノウハウを身に付けていただきます。
研修先となる株式会社FORTHEESは、名だたる品評会で受賞経験のあるそのぎ茶若手農家4名による共同事業で、2018年に設立されました。全国茶品評会で「蒸し製玉緑茶部門」第1位を2年連続で制覇し、高い評価を維持し続ける一方で、新たなお茶の可能性を切り拓くため、西九州初の碾茶（抹茶の原料）の製造工場も設立。「立ち止まることなく、常にチャレンジ」をモットーに、抹茶ポップコーンや抹茶ラテなどの新商品開発にも積極的に取り組んでいます。
FORTHEESでの３年間の実践育成研修ではお茶の生産、加工、販売まで幅広く経験を積むことができます。また、FORTHEESが挑戦するそのぎ茶を軸とした観光事業にも参画いただきます。FORTHEESが目指しているのは、「そのぎ抹茶」を世界中の人々に届けることだけでなく、地域の自然や文化を活かしたグリーン・ティーリズムを通じて、訪れる人々に新しい価値を提供すること。農業だけではなく、お茶を活用したプラスαのコンテンツを考えるのは、難しさもありますがその分やりがいにも感じるのではないでしょうか。
退任後は、そのまま就職も歓迎ですし、独立して新規就農する際には全力で支援いたします。

◇直近10年で約500人の移住実績がある町、東彼杵町◇
舞台となる長崎県東彼杵町（ひがしそのぎちょう）は長崎空港までは車で約30分、高速道路ICやJRの駅などアクセスも良く、自然の豊かさや人の温かさ、移住支援の充実もあり、約7,300人のこの町に、10年で約500人（※2024年04月01日時点）が移住しています。ぜひ東彼杵町にお越しいただき、東彼杵町の魅力を感じていただければ嬉しいです。

◆そのぎ茶で仕掛ける、地域をもっと面白くする挑戦。3年間の活動イメージやゴール◆
▼3年間の活動イメージ
＜１年目＞
まずはFORTHEESの一員として一緒に作業しながら、そのぎ茶の栽培について大まかな流れを学んでいただきます。
＜２年目＞
一年目ではお任せできない、より細かい作業の実践を通しつつノウハウを学んでいただきます。観光コンテンツ作りの取り組みも一部ご協力いただきたく思います。
＜3年目＞
学んだことを生かしそのぎ茶栽培をしながら、そのぎ茶を軸としたツアー事業の企画と実践をしていただきます。独立後につながる力を得ていただきます。
＜任期終了後＞
FORTHEESでの就職、または独立等お選びいただけます。皆さんの想いややりたいことが実現できるかたちを3年間かけて一緒に探していければと思います

▼描きたい理想の状態
＜そのぎ茶栽培のスキルの習得＞
FORTHEESでの研修を通して、そのぎ茶栽培を行うための知識やスキルを習得していただきます。

＜FORTHEESの観光農園化事業のサポート＞
将来はそのぎ茶を軸としたツアーなどのコンテンツ作りも挑戦したいと語る代表の福田さん。
これから3年以内を目標にコンテンツの開発を目指します。その過程をともに伴走いただきたく思います。

＜そのぎ茶の魅力のPR・SNS発信＞
東彼杵町のそのぎ茶のおいしさ、魅力をより多くの方に知っていただきたいと考えています。そのためにもSNS発信にも力を入れています。移住者の視点から、ぜひPRをお願いいたします。
FORTHEESのインスタグラム 

ご興味を持たれた方、私たちと一緒に、そのぎ茶を軸に世界中から東彼杵に人が集まる仕掛けづくりにお力をかしてください！
ご応募をお待ちしております。