TOBASE Island Works協同組合

わたしたちTOBASE Island Works協同組合：通称「とばっくす」は、今年2025年4月にスタートしたばかりのフレッシュな特定地域づくり事業協同組合です。（特定地域づくり事業協同組合については後述します）

◎地元、戸馳島を活気づけたい！
皆さんは、熊本県にある「戸馳島（とばせじま）」をご存知でしょうか？熊本市から天草に向かう途中にある、小さな島で、戸馳大橋という橋が架かっており、九州本土から車で入島することができます。柑橘類や花をはじめとする農業が盛んな島で、熊本の方でしたら、若宮海水浴場がある島として知られているかもしれません。
島の人口は約1,000人。高齢化が進み、いわゆる過疎地域となっています。
山の幸・海の幸など豊かな自然に恵まれたこの環境、そして何よりここで暮らす人々の温かさを未来へと守っていきたい、そんな思いから、戸馳島で事業を営むメンバー４名が集まって今年新たに立ち上げたのが、このTOBASE Island Works協同組合です。

代表の古石は、本業である農業の仕事の傍ら、中学校の柔道部のコーチも務めており、島の子どもの数が年々減っていく現状を目の当たりにし、島の将来を危惧していました。
子どもが減っている要因の一つは、安定した雇用が少ないことだと思います。地域の農業・水産業を盛り上げて、地元を巣立った子どもたちが「帰ってきたい！」と思える魅力的な受け皿を作っていく必要がある。それがこの事業を立ち上げに至った一つの思いです。
行政ではなく、私たち事業者が主体となってこの事業を進めるのは、全国的にもまだ珍しいケース。過疎化が進む地域を発展させるモデルケースになるべく、本気で、熱意を持って取り組んでいます！

◎入社したらどんなことをするの？１年間で島の仕事をまるごと体験！1年間のマルチワーク
入社していただきましたら、組合員である4軒の島の事業者の元で、それぞれの事業者の繁忙期のお手伝いをしていただきます。農業から水産業、時にはイベントサポートまで、戸馳島の産業を幅広く経験できるのがこの仕事の最大の魅力です！
あくまでも現時点での予定ですが、年間スケジュール（主な派遣先）は下記のイメージです。
＜年間スケジュール＞
○2月～5月：有限会社宮川洋蘭
　観光農園でいちごやブルーベリーの栽培管理をしながら、お客様対応もいただきます。
　また母の日に向けて洋ランの出荷が増えます。出荷のための仕立てや梱包、水やりなどをお願いします。
○6月～9月：古石農園
　ハウス栽培のイチジクや柑橘類、お米の収穫や栽培管理、出荷作業など、幅広く農家の仕事をお手伝いいただく予定です。
　熊本のお米は夏には収穫が始まるんですよ！
○10月～11月：株式会社イノP
　セミナーに呼ばれることが多くなるこの時期、セミナーに同行して補助をしていただきます。セミナーに向けた準備や当日の会場セッティングや資料配布など簡単なことからお願いする予定です。
　時には農家に向けたワークショップもあり、地図を見ながら鳥獣被害にあった場所をマッピングしながら学ぶ場を設けています。
　侵入防止柵の補助や事務作業もお願いすることがあるかもしれません。
　ご本人の希望があれば、イノシシの解体や狩猟免許の取得もしていただけます。
○12月～1月：株式会社吉本水産
　贈答用として車海老の出荷の繁忙期を迎えます。車海老の水揚げから箱詰めなど加工や出荷作業をお願いします。 
※2年目以降も同じ流れで進んでいきますが、事業者（組合員）が増えていけば、別の仕事をしていただく可能性もあります。